
サッカーWカップで盛り上がっている今日この頃、みなさん寝不足は大丈夫でしょうか?
残念ながら、日本代表はコートジボワールに自分たちのサッカーをさせてもらえませんでした。
これが実力なのか、戦略ミスなのか、気候による体調不良に起因するものなのか?
それは分かりませんが、ちょっと攻撃が消極的であったのは、素人目にも明らかでした。
残り2試合、もう一度箍を締めなおして頑張ってもらいたいと思います。
さて今日は、子供の虫歯は気をつけていてもなぜ出来てしまうのか?
そして、どこに出来やすいのかを述べたいと思います。
今日の記事は、あくまでも児童を対象としています。
口腔内の状況としては、永久歯への交換期中と思って下さい。
定期的にリコールをして歯を観察していると、虫歯になり易い部位や、歯ブラシがしにくい部位、
やってるつもりでも磨き残しが出来てしまう部位が存在する事に気づきます。
まず、意外に磨き残しが多い部位として上顎前歯が代表的です。
何で?
磨きやすい場所じゃないの?
私もそう思います。
しかし、実際には磨けていない児童が8~9割近くいます。
大人の治療として、前歯の神経の治療や、詰め物の治療が意外に多いのもうなずける気が
しています。ここは盲点と言えるでしょう!!
次に多いのが、6才臼歯の出たての時期。
頬側の裂溝と咬合面の溝に気づかないうちに出来てしまいます。
なぜか?
歯肉が被さっているので磨いているつもりでも、歯垢が磨ききれていない為だと思われます。
お母さん気をつけて下さい!!
3番目に多いもが、やはり出てきたての段差凹みのある小臼歯です。
普通に歯ブラシをしていたのでは、恐らく凹みのさらに奥にある溝は100%磨けていません。
かなり注意深く歯ブラシの角度を変えて磨くとか、専用の歯ブラシを使用するとかをして下さい。
4番目に、歯の抜け変わり時期に出来て、見落としてしまった隣接面部の初期虫歯です。
これは、意外に気付いていないまま永久歯列に移行し、徐々に隣接面虫歯が進行します。
この隣接面虫歯は、かなり時間が経ってから要治療となる事が大半だと思われます。
なぜなら、小学校高学年から中学校へとだんだん親の目が届かなくなり、検診も滞りがちに
なる為、指導が出来なく発見が遅れる事が原因です。
若いうちの、隣接面虫歯の治療はほとんどがこのパターンだと思います。


では一例、これは左右の上顎第一大臼歯(6才臼歯)の虫歯です。
お母さんは全く気付いていませんでした。
理由として、
1.次の子供に手がかかってしまい仕上げ磨きが滞った。
2.交換期の歯肉の中の溝の磨きが不十分であった。
3.定期検診を受けていなかった為、発見が遅れた。
以上が考えられます。
あまりにも神経質になる必要はありませんが、子供はまだ様々な面が未熟なので、永久歯列が
完成するまでは、定期検診を欠かさない方が良いと思いますよ。
おしまい