
今日は、さわやか~な良い天気です

こんな天候が続いてくれると良いですよね!!
さて、今日のテーマは顎関節症と顎関節脱臼です。
関節脱臼には、亜脱臼と完全脱臼があります。
だいたいの方が訴えてこられるのが、亜脱臼で、関節結節を乗り越えてしまうかしまわないかの
きわどい状態の場合だと思われます。
原因は、生まれながらに関節に解剖的構造の問題をお持ちか、顎に負担がかかるような悪い生活習慣
が慣例化している方かの2パターンです。
悪い習慣とは、頬杖を突いたり、食事姿勢が悪かったり、だらだらと寝そべってばかりいて体幹維持が
ままならないような生活を続けている事を指します。
顎に過剰な負荷が常にかかっているか、正常な筋機能が発揮できない人が起こり易いと言えるでしょう。

歯科的に問題になるのは、臼歯(奥歯)ないまま偏った咀嚼をしながら食事をしている方々でしょうか。

これらの方々は、同時に顎関節症にもなり易い群に含まれます。
咀嚼開閉運動とは、顎関節を支点に各咀嚼開閉筋が正常に機能して、それを28本の歯がバランスよく
受け止める一連の動きを言います。
したがって、顎に異常がある場合も関節症になるし、咀嚼筋に過剰な緊張負荷がかかっても関節症
になりますし、歯列や噛み合わせ、歯の本数に異常があっても間接的に顎関節症になります。
トータルバランスが崩れ、どこかに集中して負荷がかかり続けると発症するわけです。
この、かかり続けると言うところがみそでありまして、その原因はさまざまである事が予測できます。
ある人は、歯ぎしりや喰いしばりが原因でしょう。
またある人は、悪い姿勢や悪い生活、食習慣が原因でしょう。
そのほかにも、歯の欠損が原因の人もいるでしょうし、先天的関節疾患を有する人もいるでしょう。
原因がはっきりすれば、それを改善していけば良いわけです。
歯が悪ければしっかり噛み合わせを治せば良いと思いますし、喰いしばりが原因なら喰いしばりを
減らす対策を講じなくてはなりません。
生活習慣がや姿勢に問題があるなら、直していく必要があります。
一つはっきりと言えるのは、顎関節症は歯だけが原因で生じるわけではないので、
慎重にあせらず原因を突き止めて治して行くことでしょうね。

おしまい
次回は、スマイルデンチャー(バネなし)の適応症のお話しをいたします。