江戸川区瑞江そら歯科医院 浜松です。久しぶりのブログ投稿です。
また台風がやってきますが、みなさん準備は済まされたでしょうか？
大分や沖縄、高知のみなさん大雨で大変でしょうが頑張って下さい。
さて、ブログをお休みしていたのには理由があります。実は１０月2日に父ががんの為亡くなり、
それがあまりに急な事で、文章を書く気力がなかなか湧かなかったからであります。
がんの告知を受けてから、わずか2週間、入院1週間で逝ってしまいました。
最後に、死にめに合えず、後悔の念で一杯です。
島根と東京はやはり遠いいなと言うのが、改めて分かってしまいました。
どんなに文明が進化しても、距離を埋める事は出来ないな・・・・・。
父が望んだように、地元で開業をしていたならこんなことにはならなかったでしょう。
しかし、私は自分の学んだスキルと技術を生かせるのは東京だと言い張り、父の希望を
突っぱねました。
私が卒業をした1990年ごろは、バブル全盛期でその後10年もそこそこ景気は良かったですから、
若い私のような歯医者でも、たくさんの先端歯科医療を患者さんに提供する機会は十分ありましたし、
忙しい毎日でしたので、やりがいに溢れた日々を送る事が出来ました。
これこそが俺の目指した歯科医師人生だと、勝手に思っていたものです。
しかし、現実は非常に厳しく、開業してからのここ数年は精神的苦労の連続です。
そんな思ったようにすべてがうまくいくわけはなく、やりくりも結構大変です。
思いっきり妥協してしまえば、今まで自分がやってきた事を自分で否定してしまう事になるし、
マイナーチェンジ、マイナーチェンジで今を乗り切っているのが実際のところです。
何とかスタイルを確立し、認知される努力をし続けないといけないという強迫観念に、常に
追われているような気がします。
キャンセルが続けば俺の説明は十分に伝わっていなかったのか？
何か痛みや苦痛を与えてしまったか？
治療の出来や対応に落ち度がなかったか？
そんなことばかりを気にする毎日です。
しかし、そんな事はスタッフはもちろん、患者さんにも見せるわけにはいきません。
そんなときに、父が亡くなりました。
俺はこのままでいいのだろうか？
この路線で行っても大丈夫だろうか？
そんな思いで一杯です。
そして、父の歯を治療出来なかった事も残念でなりません。
父は歯で悩まされ続けていましたから・・・・。
せめて良い入れ歯を作ってあげたかったな。
おしまい
