そら歯科医院ブログBLOG

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2013.05.20更新

2013.5.20 江戸川区瑞江 そら歯科医院 浜松です。

  1. 今日は朝からじめじめした天気ですね。
こんな日は、テンションを上げようにもも上がりません

急患でも来て、忙しくなれば別なんでしょうが・・・・・・・!


さて、最近また顎関節症で悩まれている患者さんの来院が多くなっています。

そら歯科医院に来て下さる患者さんは、男女比4対6または3対7くらいで
女性の方が多いと思います。

実際、女性の方が症状を発症する確率の高い病気ですから、そら歯科医院も
同じような傾向で患者さんは来院されます。


顎関節症は大きく分けて3つの発症原因があります。

① 外傷や打撲(けんかや事故、転倒による)

② 悪い姿勢による歪みやずれ

③ 喰いしばりや歯ぎしり、食生活(硬い食べ物好き)等による関節部への負荷


いずれにしても、顎関節(側頭骨、下顎骨、関節円盤、咀嚼筋、関節靭帯)にかかわる組織が
異常をきたした為に起きた、関節円盤の位置異常からくる機能障害と疼痛です。


また、筋肉疲労や靱帯損傷による顎関節症類似症状もありますので注意しましょう。


これは、正確には顎関節症とは分けて考えるべきでしょうが、噛み合わせとの関係性が密接
な為、患者さんは顎関節症と間違いやすいですし、我々も診断に迷う場合のある症状です。

筋膜炎や筋繊維の断裂、靭帯の伸展や損傷は症状が長引きますし、食べ物を噛むのに
苦労を強いられます。

以外かと思われると思いますが、咀嚼筋も他の筋肉と同様に持続的な負荷、瞬間的な過剰負荷
には耐えられない場合がある為、口の開閉運動に支障をきたします。
開口筋の損傷なら顎の裏側あたり、閉口筋の損傷なら顎関節の周りがそれぞれ機能時に痛くなる
のが特徴です。

安静にすれば治りますので心配ありません。


さあ、本題の治療ですが

一過性顎関節症の場合は、とにかく安静と経過観察です。
3日くらいで症状に変化が出てくるようなら、軽傷ですから負荷を抑えて経過を見守って
行けば、1週間くらいで治ります。

強い痛みや、開口障害を伴う場合は重症のケースですから、
いち早く鎮痛剤を投与し、急性の時は冷やし、5日を過ぎても変わらなければ温めます。

徐々に開口訓練を行い、指2本が口に入らない状態が、10日経っても続くようならマウスピースを
作らなければならないと思います。

ここで注意は、数か月~数年経ってから重い腰を上げ歯医者に出向き治療を行っても、
効果が出にくい場合が多いという事です。

早く対応する事が肝心です。

いいやいいやの自己診断で、悪化状態を長期化するのだけは避けた方が良いでしょう!!


悪い姿勢が原因で、顎関節症が発症した場合は姿勢矯正をかなり意識的に長期間かけて
直していきましょう。

生活習慣病の側面も持ち合わせている顎関節病ですので、あなた自身の生活を正さない限り
良くはなりません。

運動をしたり、自分に合ったいすに座ったり、正しい姿勢で食事をしたり、背骨の湾曲に合った
枕で睡眠をとるようにしたり、日頃から心がけてみましょう。


症状が発症したら、上記と一緒です。

その他注意してほしいのが、頬づえと患側の圧迫、硬い食事の一時的禁止、大開口の禁止と
ハードなスポーツは控えて頂く事です。

舌運動も効果があります。舌を出して左右の口角をなめたり、上下させたりすることで
舌骨の位置を修正できます。

舌骨は開口時に機能する筋肉が付いているのですが、のどの中央部で宙ぶらりんな
位置にあります。

しかし、非常に重要な筋肉が複数付着していますので、顎関節症との関係が緊密なのです。
正しくそして位置修正する為、舌運動を積極的にしてみましょう。


とにかく安静、ダメならマウスピース、長期展望で生活改善と正しい姿勢習得です。

関節円盤が正しい位置にあり、開閉運動がスムーズにでき組織損傷が無いか軽度なら、
時々発症しても早めに正しく対処すれば問題はないはずです。


睡眠時に歯ぎしりをしている事が、主原因なら睡眠時は必ずマウスピースを着用して頂きます。
歯ぎしりは、人によって顎関節に強い負荷を毎日かけていますので、緩衝させてあげないと
ならないのです。

以上、原因がはっきりすれば大きな苦痛をまずとり除き、時間をかけて正常化していくことが必要
だと考えます。決して急いではいけませんよ。



おしまい









投稿者: そら歯科医院

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