2010.10.22金曜日
最近、歯が割れて抜歯になるケースがやたら多いような気がします。
原因の1つに、土台の材質があります。
象牙質に近い硬さの土台を入れれば、応力集中が防げるのではないか。
もう少し分かりやすく言いますと、咬んだ歯と歯のぶつかった部分に力が
加わるのは想像できますよね。
力の拡がりというのがありまして、地震と似ていて、近いところだけではなく
地盤が弱いところに、力が伝達していきます。したがって、震源より離れた
所が、思いのほか被害が大きいということは時々ありますよね。
それと同じことが歯にも起きていて、
歯の根元(歯肉ラインあたり)と歯根部にも応力は伝達します。
歯と土台は異種材質ですので境目に沿って力が流れやすいという実験結果
は、すごく前から分かっていたことです。
それを、防ぐために様々な研究開発が行われてきたわけですが、決定的に良い
という材質は今のところありません。
この人には有益だがこの人にはダメ、この欠損でこの噛み合わせはだとダメ。
この生活習慣は危ない、強く噛みしめる癖がある人は危ないなど、ほんと多くの
ケースがあり、それぞれが複数重なると一気に割れるリスクが高まると考えられ
ています。
もちろんもっと理由はあると思いますが、現状が許さないということもしばしば
です。保険制度だったり、金銭的理由であったり、残存歯の状態であったりです。
分かっていても、やれないもどかしさもあります。
だから予防が大切になるわけです。虫歯をひどくしない、欠損を作らない。
神経を抜かない。などなど
後は適切な診断、適切な処置をするしか無いわけですから・・・・!
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