そら歯科医院ブログBLOG

spcontel.png

2010.10.14更新

2010.10.14木曜日
今日は食後の歯磨きについてお話をしたいと思います。

歯には、咬合面、頬面、舌面、歯と歯の間(2面)とあり、全部で5面で形成されています。
 虫歯になりやすい部分は、頬面根元、歯の間、咬合面。
 歯周病になりやすい部分は、歯の根元周囲ということになります。
歯を1日3回磨く方、すごく優秀です。是非続けてくださいね。ただし、先ほど述べた虫歯や歯周病になりやすい個所は念入りにやりましょう。私の経験では、1回10分は磨かないと完璧とは言えません。もちろん、糸ようじ(フロス)や歯間ブラシなどを使っての話ですが・・・。

では、なぜ歯を磨かないと病気になってしまうのでしょうか。 歯垢(プラーク)はバイ菌の塊だからです。
食器、お風呂、洗面所、台所などなど水を使用し、なおかつ汚れが付着する所というのは、バイ菌が大好きなところですね。体液(汗、脂、垢)、食材の残り、それらを栄養にして、どんどんカビが繁殖しますよね。

口腔でも同じようなことが、いたる所(歯、舌、咽頭、口唇、頬、歯肉)で異なる栄養素を好む様々なバイ菌が繁殖してしまいます。とりわけ歯は形態が複雑ですから、住み着きやすいでこぼこがたくさんある為、バイ菌にとっては格好の住処になるわけです。

一般に、人間は食べると唾液を出して食べ物を洗い流してくれますし、抗菌作用も兼備していますので健康な人がすぐにバイ菌にやられてしまうと言うことはありません。
歯もバイ菌から出る酸を唾液で中和し、、自身も新たな細胞添加で自己防衛しています。
また、歯肉も血液中の白血球がバイ菌の毒素を食べて歯周病から歯を守ります。

ですが、人は皆虫歯や歯周病に侵されます。そもそも完璧にプラークを分解除去はとっても困難ですし、食生活が変化したため、軟らかく、甘めのものを好んで食べる文化習慣が定着してきていますよね。 これはマズイ!
特に軟らかい食べ物は曲者ですね。付着して取れにくいわ、咬まなくてもいいから唾液は出ないわ、みんなで考え直さないと、さらにパワーアップしたバイ菌たちが繁殖しますよ!  そして、今までとは異なる症状で、治りにくい歯周病や虫歯、口腔の病気が出現するでしょうね。

そうならないためにも、硬めのものを良く噛んで、しっかり唾液を分泌しましょう。また、取りきれないプラークはただちに歯ブラシで除去してください。自分の体を維持するためには食べなくてはなりません。食べれば、バイ菌が繁殖しますし、病気にもつながる場合があります。だから自己管理が大切です! 自分の歯を慈しみましょう。
おいしい食事を楽しむためにも、正しい歯ブラシが重要ですよ! 頑張りましょう。

投稿者: そら歯科医院

そら歯科医院ブログ

Doctor's File

Facebook


24時間ネット予約

TEL:03-5636-0963 お問い合わせはこちら