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2010.10.29更新

2010.10.29金曜日
今日は、キシリトールと虫歯予防について簡単なお話をします。

みなさんもCM等で頻繁に流れていますので、キシリトールが虫歯になりにくい
甘味料なんだな、ということは気がつかれていると思います。

では、キシリトールとは何ぞやから説明します。

キシリトールの主原料は、白樺や樫の樹脂です。え!木なの、そうです。
さらに専門的に言うと、チラシンという糖アルコールから出来ています。

チラシンは、砂糖と同等の甘さを有しています。だから、使用されます。

キシリトールが虫歯になりにくい訳は、虫歯菌を抑制、すなわち繁殖しずらい
状態にしてくれるのと、噛んでも口腔内のpHを下げない(酸性化しない)ため、
歯の表面が溶けにくくなることが要因です。

しかし、キシリトール入りお菓子の中に他の甘味料(砂糖)が入っていては、
意味がありませんので注意しましょう。

CMでは再石灰化を強くうたっていますが、キシリトールガムを噛むことで唾液が
たくさん分泌される事が、再石灰化を促進する理由ですから、勘違いしないで
下さいね。

もう1つ、キシリトールを食べ過ぎると軟便(下痢)になることがあります。

これは、キシリトールは水分がつきやすい(抱きかかえる)のですが、これが腸に
進んだとき、腸内細菌に分解され、水が遊離してしまうため固形化する前に出てし
まう為です。

みなさん、キシリトールを上手に使って、虫歯予防に努めましょう!

投稿者: そら歯科医院

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