2010年10月13日
何気なくインターネットの今日のニュースを見ていたら。ラットを使った抗てんかん薬の話題が出ていたので、歯科との関連について触れてみたいと思います。
歯科と抗てんかん薬、一見何の関係性もなさそうですが、ある症状には劇的に効果を発揮してくれる魔法の薬でもあります。 さあその症状何だと思われますか?
答えは原因不明の歯痛です。 え!うそ、そんなの信じられない。 普通はそう思いますよね。
しかし、事実です。ただし、ほんとにごく一部の方にだけ当てはまるものです。(普通は虫歯の治療で治ります)
どこの歯医者に行っても虫歯も、痛みの原因も見当たらないと言われた。
試しに該当する歯の神経を取ったが痛みが消えない。
それでも、あまりに痛みが続くので歯を抜いてもらったが治らない。
そういう方は、三叉神経痛の可能性が異常に疑われます。
この三叉神経痛に効いてくれる薬こそが、抗てんかん薬なのです。
今までの痛みから解放されますので、患者さんはすごく喜びますが、原因を解決した訳ではなく、薬も徐々に効き目が薄らぎますから、痛みの根幹をどうにかしないといけません。それは、手術か神経ブロックどちらかになります。 ( 該当する方は、大学病院の口腔外科か脳神経外科に行ってMRIなど詳しく検査されることをお勧めします。) 血栓症や高血圧などが原因で神経を圧迫しているのかもしれないですしね!
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