そら歯科医院ブログBLOG

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2012.08.22更新

2012.8.22 江戸川区瑞江 そら歯科医院 浜松です。

みなさん残暑お見舞い申し上げます。
とても暑いです、体調にはくれぐれもお気を付け下さい

帰省中も含め、最近食後30分以内の歯磨きの良否につて何回か質問を受ける
機会がありましたので、私見を述べたいと思います。

これはそもそも、数ヶ月前にアメリカの学者が発表した歯磨きについての論文を日本のマスコミが
大々的に取り上げ、話題になった事に起因します。

人工象牙質を口の中に入れ、食後数分おき単位で歯磨きを被験者に行わせたわけです。

結果、口の中が中和する前に歯磨きをすると、酸化中の人工象牙質は柔らかくもろい状態
なのでボロボロになってしまいましたと。

そのボーダーが30分でありましたので気をつけましょう!、と言ったわけです。

しかし、他の研究者の論文によると、食後3分を過ぎると唾液の緩衝能により口腔内はほぼ
中和(中性化)されるとしています。

しかも、水やお茶を飲めば速やかに中和が促進されますしね。

だとすればあの説の信ぴょう性は?

したがって、私的には完全否定はしないけれども他の因子が与える影響の方がはるかに大きい
のではと考えます。
    
結論を申し上げますと、

食後水かお茶を飲み、出来るだけ速やかに(10分程度)歯の表面に付着した食べ残しを
力をかけ過ぎずにきれいに取り除く!!!


賛否はあるかもしれませんが、私はこのやり方が良いと思っています。


”木を見て森を見ず” はいけません。

大切な事はきちんと歯を磨くことであって、酸蝕しやすい状態にある方への適切な飲食の
アドバイスを送ったり、悪い生活習慣を改善する事にあると思います。


おしまい

投稿者: そら歯科医院

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