2011.2.12 土曜日
江戸川区瑞江 そら歯科医院 浜松です。
前々回歯ぎしりについて触れましたが、ちょっと追加したいと思います。
今日、前歯のセラミックスが4本、大小形は異なりますが欠けてしまった患者さんが
来院されました。
話を伺うと、夜中歯ぎしりをしているとのことです。
歯ぎしりには大きく分けて2パターンがあります。
1つが噛みしめで小刻みな下顎の動き、2つ目が大きく物を噛みきる際に行うのと同様な
動きです。
この方は、推測するに大きな下顎運動をしているタイプのようです。
一般的に上の歯が下の歯を被っていますので、下顎を動かせば上の前歯の裏側に沿って
下の歯が前後斜めに動くことになります。(動きを制限している)
どこまでも前へ動くことは無く限界があります。(下顎限界運動)
しかし、無意識に下顎を動かし上の歯をこすったり、押したりを毎日するものですから
自分の歯は、少しずつ摩耗して減ってくれる事で大きな変化にならぬよう対応してくれますが、
脆性材料であるセラミックスは弾性が無い為に、破損してしまうのです。
下顎不随運動(歯ぎしり)は原因が分かりませんが、脳が邪魔だと判断した部分を歯で擦って
減らしてしまえと命令が下され、行われているという説があります。
セラミックスは非常に硬いが脆い材料です。
人工的に作ったものですから、許容範囲を超えると割れてしまうのは仕方がありません。
歯医者として出来る事は、咬み合わせ調整と歯を破損から守るマウスピースを作ることぐらい
が現状です。
脳の命令までを制御することは難しいですからね。
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