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2010.10.27更新

2010.10.27水曜日
みなさん、硬いものを食べたり、スポーツをして強く歯を食いしばった後、歯が
浮いたような感覚になったことはありませんか?

歯の周りには、歯根膜という靭帯があり、顎骨と歯のセメント質にそれぞれ付着
し、支えあっています。

歯根膜は、咬んだ感覚を脳に伝える役目と歯の保持、そして顎骨を刺激して、
新生骨を作る手助けや体内への細菌侵入を防ぐバリアーの役割を果たす
極めて重要な線維組織です。

その歯根膜が、損傷してしまうと歯が浮くと言う症状になります。

軽いものは自然治癒しますが、重いものは歯の動揺が強く出てしまうため
噛み合わせを調整し、安静を図らなければ損傷が治りにくく時間がかかる
というわけです。
そこに、歯周病菌が入り込むとさらに厄介です。

バリアーが破られているため、簡単に体内部に侵入します。

免疫抵抗力があれば問題ありませんが、そうでない状態の方は、歯周炎を
起こします。そして繰り返しその現象が起こることで、炎症が深部に拡がり
顎骨が、吸収していきます。

そして歯はぐらぐらになるという訳です。

噛み合わせに異常があって、プラークコントロールが不十分で細菌への抵抗力
が弱い方が、急性の症状を起こしやすいのです。

当てはまる方は、早めに受診し症状を緩和させなければ抜くことになりますよ。
注意しましょう!

投稿者: そら歯科医院

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